≪訳アリ箇所≫
High Fキー上部管体部分に約1mmの打痕による歪みがあります。
High Fキー右側管体に約3cmの歪みがあります。
ベルのフレア内側にラッカー不良があります。
Low B♭テーブルに約3cmの傷があります。
【シュプレームについて】
100年にわたるサクソフォンの革新、構想、製造の日々を経て、Henri SELMER Parisはシュプレームの誕生によって、テナーサクソフォンの概念を塗り替えました。シュプレームの誕生は、the Maison SELMERの理想、長年のノウハウと完璧な加工技術の集大成の具現化であり、新たな可能性の始まりなのです。
テナー シュプレームは、柔軟性や軽快感において歴代のモデルを凌駕し、同時に、現代のモデルに見られる精密さや正確な音程を備えるという偉業を成し遂げました。パワフルでありながら、限りなく洗練された音を奏でることができます。テナー シュプレームは、印象的なパワーと表情豊かな抒情表現を可能にします。かすかなささやき声から泣き叫ぶような声まで、自由に表現できるのです。
また、テナー特有の慣性にとらわれず、全体的なバランスを整え直し、人間工学を駆使して、演奏者が手に持った瞬間の軽快感を実現しました。こうした自由な発想が、これまでのテナーでは不可能だった、新しいボアによる非常に柔軟でしなやかな音色を実現したのです。テナー シュプレームの新しいアイデンティティは、 楽器のあらゆるディテールに見られる、創造的で大胆かつ革新的な美学によって確立されました。
洗練の極致とも言えるこの楽器は、比類ない喜びと自在な演奏をもたらし、テナーサクソフォンという楽器を再発見するインスピレーションの源となることでしょう。
付属品:ケース、マウスピース、リガチャー、キャップ、リード、クリーニングスワブ、コルクグリス、クロス、ストラップ
【セルマー・パリについて】
セルマー・パリは1885年、ギャルド・レピュブリケーヌ(共和国親衛隊音楽隊)とオペラ・コミック座で名を馳せていたクラリネット奏者のアンリ・セルマーによってパリのモンマルトル地区ダンクール広場に設立されました。工房はその後ガイオン、ミルハ通り、そして現在のマント・ラ・ヴィルへと拡張・移転を経て1919年以来、すべての製品がマント・ラ・ヴィル工房で製造されています。
セルマーという名前はサクソフォンに紐付いてきます。1921年12月にモデル22を発表して以来、シガーカッター、バランスアクション、スーパーアクション、マークVIなどの各新製品が、革新的な能力を際立たせてきました。
セルマー・パリは、音響、人間工学、美学の観点から、完璧な楽器を追求、日々工房でアプローチしつづけています。